2026年10月、ヤマダデンキの「ヤマダプレミアム会員」を解約しました。

理由は、ひと言でいえば面倒になったからです。

数字で確かめると、毎月欠かさずお店に行っても、もらえるポイントは会費をわずかに下回っていました。ただ、解約を決めたのは損得の計算よりも、「毎月お店に行ってポイントを受け取る」こと自体が面倒になったからです。

同じ月に、住友生命のVitalityも解約しました。2つに共通していたのは、特典の元を取るために、自分の行動のほうが縛られていたことです。


きっかけは、家計簿の一覧だった

家計簿をつけていると、使っている金額と、それで得られている満足度を見比べて、何かひっかかるものが出てきます。今回、解約まで動けたのも、家計簿の一覧で「ヤマダ会費 330円」が毎月並んでいるのが目に入ったからでした。

最近は、サブスクの見直しをAIに手伝ってもらっています。カードの明細から実際の金額を出してもらうと、続けるかやめるかを判断しやすくなります。判断できるところまで情報を整理することが、前よりしやすくなったと感じています。


1. ヤマダプレミアム会員とは

ヤマダプレミアム会員は、ヤマダデンキの有料会員です。いまは新規の受付を終了しています。

私が入っていたのは月額制で、会費は月330円でした。いまの規約では月額550円(税別500円)なので、私は以前からの価格のまま続けていたことになります。

私にとっての主な特典は、お店に行くともらえる来店ポイントでした。

  • お店の機械で受け取ると、1回300ポイント(月1回)
  • 受け取った翌日から使える
  • 有効期限は約1か月の期間限定ポイント

2. 1年間の数字

2025年10月から2026年9月までの12か月を、アプリのポイント履歴で確かめました。

金額・ポイント
払った会費(330円×12か月) 3,960円
もらった来店ポイント 3,600ポイント
差し引き 360円の赤字

来店ポイントは、12か月のうち11か月で受け取っていました(1か月は行けず、別の月に600ポイント付いた月がありました)。

毎月欠かさず行っても、330円の会費に対して300ポイント。1か月30円の赤字です。行けない月があれば、その月は330円がそのまま出ていきます。

しかも、ポイントは約1か月で期限が切れます。この12か月で実際に使えたのは、多くて3,000ポイントほどでした。ヤマダで毎月買うものがなければ、ポイントは使い切れません。


3. 損得より、「面倒」だった

数字だけ見れば小さな赤字です。月30円のために解約したわけではありません。

本当の理由は、毎月お店に行って、機械でポイントを受け取り、期限内に何か買うという一連の流れが、面倒になったことでした。

  • 行かないと、会費が丸ごと損になる
  • 行ってポイントを受け取っても、1か月以内に使わないと消える

お店は歩いて行ける距離です。それでも、会員でいるために、毎月の予定がひとつ増えていたわけです。


4. 解約の手続き

規約には「店頭もしくは電話」で解約できると書かれています。ところが、私の場合は店頭では手続きできず、電話で解約しました。

電話はすぐにつながり、数分で終わりました。引き止めや、ほかのサービスの案内もありませんでした。

ひとつ失敗がありました。解約したのが会費の引き落とし日の前日だったため、その月の会費はすでに発生していました。規約にも、月の途中で解約しても日割りにはならず、支払った会費は返さないと書かれています。

月額の会員をやめるなら、引き落とし日の前の月のうちに手続きするのが確実です。

もうひとつ、オペレーターの方からは、カード会社によっては最後の月の会費の引き落としが翌月にずれることがある、と説明を受けました。解約した翌月に1回だけ請求が出ても、それは正常です。

なお、新規受付が終わっているので、一度解約すると同じ会員には戻れません。私は「毎月行く習慣があるか」だけで考えて、戻れなくてもかまわないと判断しました。


5. 続けているもの

ヤマダデンキとの付き合いを、すべてやめたわけではありません。

家族の名義で入っている延長保証のサービスは、続けています。こちらは、家にあるヤマダで買った大型家電(テレビ・電子レンジ・冷蔵庫)が、保証の期間に重なっているからです。家電が保証の対象から外れるタイミングで、改めて見直すつもりです。

会員やサブスクは、まとめて「全部やめる」「全部続ける」と決めるより、ひとつずつ、自分の生活で使っているかを見るほうが判断しやすいと感じています。


おわりに

Vitalityの解約では、「確認するにも手間がかかる」ことに気づきました。ヤマダのプレミアム会員は、もっと単純で、特典を受け取ること自体が手間でした。

月330円は小さな金額です。ただ、金額よりも、毎月の手間がなくなることのほうを重く見て、解約しました。


参考情報

記事中の会費・来店ポイントの数字は、筆者自身のカード明細とヤマダデンキのアプリの記録から集計したものです。来店ポイントの付与条件や会費は、契約時期によって異なる場合があります。

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この記事は筆者個人の利用体験をまとめたもので、特定のサービスへの加入・解約を勧めるものではありません。サービスの内容は2026年10月時点のものです。

筆者:田舎の県庁所在地に住む医師。外科学会専門医・乳癌学会認定医。現在は乳がんの検診・診断と緩和ケアを専門に担当。医師になって20年。 お金の勉強はリベラルアーツ大学(リベ大)を参考にしています。